綾傘鉾のお稚児さん

綾傘鉾は「生き稚児」六名

毎年、綾傘鉾には、六人の稚児が七月十七日の巡行に徒歩で参加しています。 かつて多くの鉾に見られた稚児が人形となった現在、 綾傘鉾は長刀鉾と同様に生身の人間が稚児となる数少ない鉾であり、 綾傘鉾の大きな特徴のひとつです。昔の洛中洛外図には、 稚児が強力(ごうりき)に担がれて巡行する姿が描かれています。 先頭を飾る巡行時には、六名の稚児に差し掛け傘がなされ、 稚児と付添いの後方に、棒振りや囃子方、傘鉾二基という順番で進んでいきます。

今年(令和元年)のお稚児さん

  • 藤木 隆晴(ふじき りゅうせい)

    平成26年2月3日生まれ

    安井幼稚園 年長組

  • 田阪 裕康(たさか ひろやす)

    平成25年2月1日生まれ

    京都市立洛央小学校 1年生

  • 途崎 廉(とざき れん)

    平成25年9月8日生まれ

    琴音つばさ保育園 年長組

  • 間 珀斗(はざま はくと)

    平成25年7月13日生まれ

    錦綾幼稚園 年長組

  • 山根 大明(やまね たいめい)

    平成23年9月24日生まれ

    同志社小学校 2年生

  • 三谷 祥太(みたに しょうた)

    平成23年6月13日生まれ

    ノートルダム学院小学校 2年生

  • 【正使】

    田邉 雄斗(たなべ ゆうと)

    平成13年8月17日生まれ

    京都教育大学付属高校 3年生

⇒歴代の稚児一覧

*昨年度以前のお稚児さんの記録です。

綾傘鉾お稚児さん、初めての公式行事

結納の儀(ゆいのうのぎ)

綾傘鉾では、毎年7月7日の七夕を良日として、稚児社参をおこなっています。また、この日初めて選ばれたお稚児さんが一般にお披露目されます。

社参の儀

結納の儀を終えると、次は八坂神社本殿へと場所を移動します。 常磐新殿から幟を先頭に、八坂神社南楼門へ向かい、そこから境内へ。 宮司や巫女の清めを受けた後、保存会役員と共に本殿へと参内します。 はじめに御祓いがおこなわれ、祝詞があげられます

宣状の儀

いよいよ、稚児の役目を授かる宣状の儀。八坂神社宮司から『宣状』を授与され、 八坂の神さまから「神の使い」として初めて祇園祭の稚児に任命されます。

*八坂神社の正面は、四条通に面した西方の朱塗り門(西楼門)ではなく、 そこから一筋下がった道に面した南側の鳥居、南楼門となります。

お千度の儀

宣状の儀を終えたお稚児さんは、父兄、役員と一緒に、祭りの無事を祈って本殿のまわりりを三度回ります。 これを「お千度の儀」と言います。 まず本殿正面で、二礼二拍手一礼をおこないます。終わるとお稚児さんは傘の列に入り、 時計まわりで廻りで本殿後方へ。そこに着くと、再び二礼二拍手一礼をおこない、 また正面へと移動します。これを三回繰り返して終了となります。 千度というのに三度で終わっているのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、 良日に参詣すると千度参詣したのと同様であるということに依拠した行事です。 このような作法というのは、形は違うかもしれませんがどこの地域でも見られ、受け継がれているものです。

お稚児さん募集

綾傘鉾 稚児奉仕要項

資格

幼稚園・保育園年長~小学校中学年頃までの健康な男児で、 綾傘鉾保存会役員・後援会の推薦がある方

費用

総計 260,000円

【内訳】 ①結納金200,000円 ②父兄支度金 50,000円(衣装代含む) ③後援会年会費 10,000円(1口)

その他

稚児社参ならびに巡行に出席できる方。

また祭事儀式以外に各種行事にも参加できる方。

各行事について

① 綾傘鉾稚児結納の儀・社参の儀

日時

毎年七月七日午前11時~

場所

八坂神社・常磐新殿

服装

服装:稚児は稚児装束(一式貸与)、随行父兄は羽織袴(一式貸与、白足袋は持参)

*扇子、稚児餅進呈

*結納金:200,000円

(他に父兄支度金:50,000円および後援会年会費:10,000円を別納)

*社参・結納の儀の諸費用は保存会が負担いたします。

② 前祭山鉾巡行の儀

日時

七月十七日、午前八時二十分頃町内出発・午前九時四条烏丸出発

服装

稚児は稚児装束(*扇子持参)

父親は裃着用(貸裃・着物・襦袢・帯・草履は貸与、白足袋・ステテコ(*扇子は持参))