お知らせ
綾傘鉾でつながるご縁
綾傘鉾には厄除け・縁結びのご利益があり、毎年多くの方と良いありがたいご縁が生まれています。そこで「綾傘鉾でつながるご縁」と題して、綾傘鉾で生まれたご縁の中から、稚児のご父君のご活躍をご紹介します。
2016年度の稚児、鶴田心之介君のご父君である鶴田一郎様によります「鶴田一郎 ミューズたちの祈り」が2022年10月15日(土)~12月4日(日)まで、世界文化遺産 京都 醍醐寺で醍醐寺霊宝館秋期特別展として開催されています。
鶴田一郎様は、美人画の第一人者としても知られ、1987年~11年間ノエビア化粧品広告に起用されるなど、国内外問わずに幅広く活躍なさっています。
また、開催場所となっている世界文化遺産 京都 醍醐寺の執行・統括本部長でいらっしゃる仲田順英様は、2012年度の稚児、仲田順行君のご父君でいらっしゃいます。
今年度の醍醐寺霊宝館秋期特別展では、鶴田画伯の絵画130点以上や今回の特別展のために描かれた大作3点に加え、醍醐寺所蔵の快慶作の仏像、弥勒菩薩坐像(三宝院本尊)、水晶宝龕入り木造阿弥陀如来像、不動明王坐像が公開されております。
いずれも、普段はなかなか目にすることができない大変貴重なものです。
また、鶴田画伯と仲田執行・統括本部長との特別対談も11月19日(土)14時~14時45分に開催予定となっております。
詳しくは醍醐寺の公式ホームページにも掲載されておりますので、この機会にぜひ醍醐寺霊宝館秋期特別展をお楽しみください 。
【醍醐寺霊宝館秋期特別展】
https://www.daigoji.or.jp/event_autumn2022/
なお、綾傘鉾の稚児については綾傘鉾保存会公式ホームページでも詳しくご紹介しております。こちらも合わせてご覧ください。
【綾傘鉾保存会稚児】
https://ayakasahoko.or.jp/chigo/
11月6日(日)八坂神社で奉納囃子を行います
八坂神社の本殿は令和2年12月23日、国宝に指定されました。その祝賀行事として、今年11月6日に奉納囃子を行わせて頂きます。
【日時】11月6日(日)11:00 開始
【奉納時間】12:40~12:55 予定(所要:15分)
【場所】八坂神社本殿前 舞殿
【演目】祇園囃子、棒振ばやし
当日は祇園祭の前祭と後祭に登場する14の山鉾が順番にお囃子奉納を行います。
≪お囃子奉納 山鉾一覧≫
長刀鉾 11:00~11:15
函谷鉾 11:20~11:35
四条傘鉾 11:40~11:55
月鉾 12:00~12:15
鶏鉾 12:20~12:35
綾傘鉾 12:40~12:55 ★出番
菊水鉾 13:00~13:15
放下鉾 13:20~13:35
岩戸山 13:40~13:55
船鉾 14:00~14:15
北観音山 14:20~14:35
南観音山 14:40~14:55
鷹山 15:00~15:15
大船鉾 15:20~15:35
※時間は準備・演奏の都合で若干前後する可能性がございます。
八坂神社と祇園祭の末永い発展を祈念し、ご観覧の皆様には今年の夏を思い出し、また来年の夏へと思いを馳せて頂けますよう、綾傘鉾囃子方保存会も精一杯演奏をさせて頂きます。どうぞ宜しくお願いいたします!
綾傘鉾の舞台裏をご紹介します~理事会・反省会編~
「綾傘鉾の舞台裏」第二弾は理事会・反省会編です。
9月17日(土)に綾傘鉾の鉾町である善長寺町の某所で理事会及び反省会が行われました。この日の会議は綾傘鉾保存会にとって重要なものであり、朝10時30分ごろから準備が始まりました。昼過ぎにスタートした理事会では、理事・監事が集まり、次年度への事業計画等について話し合いました。
その後に行われた反省会では、保存会会員や評議員も合わせて、今年度の祭りでの諸行事における反省点や改善点を出し合い、次年度に向けての議論を行いました。
このように、綾傘鉾ではすでに次年度に向けての準備が進んでいます!
また、大原神社の榊と水の交換をしました。大原神社や町内、そして応援して下さる方々への感謝を忘れずに、これからも活動していきたいと思います。
【写真提供者】
①、②:濱田時実(綾傘鉾保存会)
小説『京都府警あやかし課の事件簿⑦』に「綾傘鉾」が登場します
9月9日にPHP文芸文庫より発売される小説『京都府警あやかし課の事件簿⑦』に“綾傘鉾”が登場します。
著者は天花寺さやかさん。京都を題材にした物語を精力的に執筆されており、著書で“綾傘鉾”を取り上げて頂けるのは今巻で3回目!今回は“綾傘鉾”が登場する天花寺先生の著書をご紹介します!
■「京都丸太町の恋衣屋さん」(双葉文庫)
2021年4月刊行の短編小説。ここから天花寺さんと綾傘鉾のご縁がはじまりました。
主人公は京都の貸衣裳店「お衣裳 美三輝」で働く矢口泰彦と、同社の常務で着物への情熱に溢れる女性・弓場明日香。京都×着物×恋愛で描かれる春夏秋冬の物語。その第二話 夏を描いた物語に、綾傘鉾は登場します!
「もう一生涯、人生をお囃子に捧げてるみたいなもんやね。囃子方の人は、揃いの浴衣を着て、鉾の上とか人前でお囃子をすんにゃけど、私、初めて見た時、格好ええなぁて感動した。お囃子の演奏も、私も楽器やってたから何となく分かるんやけど、めちゃくちゃ上手いで。人前でやれる時点で相当上手いんやけど、加えて音に迷いがない。さすがやね」(第二話 絹紅梅と綾傘鉾の縁結び より) |
“囃子方(ハヤシカタ)とは?” “綾傘鉾の御利益とは?”
京都人でも気になっちゃう、そんな“?”にも応えてくれるエピソードです・・・!
■「京都府警あやかし課の事件簿⑥丹後王国と海の秘宝」(PHP文芸文庫)
“京都には― 誰にも見えへん戦いがあるんや―!”
天花寺先生の代表作である「京都府警あやかし課の事件簿」シリーズは、京都で起こる様々な“ あやかし ”による事件を解決するべく戦う、あやかし課隊員・古賀 大(こが まさる)と仲間達の活躍を描いた、第7回 京都本大賞受賞 累計22万部突破の人気シリーズです!
今年の1月に刊行されたその第⑥巻では取材対象をさらに広げて頂き、綾傘鉾保存会と囃子方も全面的に協力をさせて頂きました!
祇園祭宵山での保存会活動の様子や、棒振り囃子披露のシーン。
そして、今年の祇園祭で初披露をさせて頂きました『風流囃子(ふりゅうばやし)』のシーンも登場!(なんと、こちらは現実に先駆けての登場でした!)
“最強の敵、現る!”
京都を脅かす存在を相手に、絶対に負けられない戦いを挑む、大とあやかし課隊員達を綾傘鉾囃子方がお囃子で援護します!
「踊っているのも、最初は棒振りの者と太鼓の者だけだったのに、いつの間にか、鉦や、笛の者も加わって、五人が輪になって踊っている。五人が腰を落として堂々と踊る姿は、厄を祓う神事の色と、心を高める芸能の色の、両方を孕んでいた。」(第四話 塔太郎の願いと大の目覚め より) |
さらに、この巻では主人公の一人・坂本 塔太郎(さかもと とうたろう)と綾傘鉾の“縁”が明らかに! 非常に重要な役割を頂いております。
■「京都府警あやかし課の事件簿⑦ 送り火の夜と幸せの魂」(PHP文芸文庫)
そして、9月9日! 最新刊では⑥巻の続きから始まり、3話に渡って祇園祭の山鉾巡行を舞台とした過去最大級のあやかし課隊員達の戦い・活躍が描かれます! 綾傘鉾も引き続き登場いたします!!
祇園祭の先に描かれるは五山の送り火・・・主人公・大ちゃんと塔太郎くんの恋の行方にもご注目ください!!
(綾傘鉾も、縁結びの御利益で全力で応援いたします!!!)
文学の世界でも広がりを見せる綾傘鉾。来年は小説を読んでくださった皆様にも楽しんで頂けるお祭となるよう、一層励んで参ります!!
【写真提供者一覧📸】
①、②、④、⑥:版元ドットコム 様(https://www.hanmoto.com/)
③:舟田 知史 (綾傘鉾保存会 広報)
⑤:観覧者様(匿名希望)