お知らせ
小説『京都府警あやかし課の事件簿⑦』に「綾傘鉾」が登場します
9月9日にPHP文芸文庫より発売される小説『京都府警あやかし課の事件簿⑦』に“綾傘鉾”が登場します。
著者は天花寺さやかさん。京都を題材にした物語を精力的に執筆されており、著書で“綾傘鉾”を取り上げて頂けるのは今巻で3回目!今回は“綾傘鉾”が登場する天花寺先生の著書をご紹介します!
■「京都丸太町の恋衣屋さん」(双葉文庫)
2021年4月刊行の短編小説。ここから天花寺さんと綾傘鉾のご縁がはじまりました。
主人公は京都の貸衣裳店「お衣裳 美三輝」で働く矢口泰彦と、同社の常務で着物への情熱に溢れる女性・弓場明日香。京都×着物×恋愛で描かれる春夏秋冬の物語。その第二話 夏を描いた物語に、綾傘鉾は登場します!
「もう一生涯、人生をお囃子に捧げてるみたいなもんやね。囃子方の人は、揃いの浴衣を着て、鉾の上とか人前でお囃子をすんにゃけど、私、初めて見た時、格好ええなぁて感動した。お囃子の演奏も、私も楽器やってたから何となく分かるんやけど、めちゃくちゃ上手いで。人前でやれる時点で相当上手いんやけど、加えて音に迷いがない。さすがやね」(第二話 絹紅梅と綾傘鉾の縁結び より) |
“囃子方(ハヤシカタ)とは?” “綾傘鉾の御利益とは?”
京都人でも気になっちゃう、そんな“?”にも応えてくれるエピソードです・・・!
■「京都府警あやかし課の事件簿⑥丹後王国と海の秘宝」(PHP文芸文庫)
“京都には― 誰にも見えへん戦いがあるんや―!”
天花寺先生の代表作である「京都府警あやかし課の事件簿」シリーズは、京都で起こる様々な“ あやかし ”による事件を解決するべく戦う、あやかし課隊員・古賀 大(こが まさる)と仲間達の活躍を描いた、第7回 京都本大賞受賞 累計22万部突破の人気シリーズです!
今年の1月に刊行されたその第⑥巻では取材対象をさらに広げて頂き、綾傘鉾保存会と囃子方も全面的に協力をさせて頂きました!
祇園祭宵山での保存会活動の様子や、棒振り囃子披露のシーン。
そして、今年の祇園祭で初披露をさせて頂きました『風流囃子(ふりゅうばやし)』のシーンも登場!(なんと、こちらは現実に先駆けての登場でした!)
“最強の敵、現る!”
京都を脅かす存在を相手に、絶対に負けられない戦いを挑む、大とあやかし課隊員達を綾傘鉾囃子方がお囃子で援護します!
「踊っているのも、最初は棒振りの者と太鼓の者だけだったのに、いつの間にか、鉦や、笛の者も加わって、五人が輪になって踊っている。五人が腰を落として堂々と踊る姿は、厄を祓う神事の色と、心を高める芸能の色の、両方を孕んでいた。」(第四話 塔太郎の願いと大の目覚め より) |
さらに、この巻では主人公の一人・坂本 塔太郎(さかもと とうたろう)と綾傘鉾の“縁”が明らかに! 非常に重要な役割を頂いております。
■「京都府警あやかし課の事件簿⑦ 送り火の夜と幸せの魂」(PHP文芸文庫)
そして、9月9日! 最新刊では⑥巻の続きから始まり、3話に渡って祇園祭の山鉾巡行を舞台とした過去最大級のあやかし課隊員達の戦い・活躍が描かれます! 綾傘鉾も引き続き登場いたします!!
祇園祭の先に描かれるは五山の送り火・・・主人公・大ちゃんと塔太郎くんの恋の行方にもご注目ください!!
(綾傘鉾も、縁結びの御利益で全力で応援いたします!!!)
文学の世界でも広がりを見せる綾傘鉾。来年は小説を読んでくださった皆様にも楽しんで頂けるお祭となるよう、一層励んで参ります!!
【写真提供者一覧📸】
①、②、④、⑥:版元ドットコム 様(https://www.hanmoto.com/)
③:舟田 知史 (綾傘鉾保存会 広報)
⑤:観覧者様(匿名希望)
綾傘鉾の舞台裏をご紹介します~授与品棚卸編~
今年も残り3ヶ月ほどとなり、祇園祭の余韻もすっかり消えてしまいましたが、来年の祇園祭に向けて綾傘鉾はスタートを切っています。
しかし、裏側はどのようになっているのかを、皆様にご覧いただく機会はなかなかありません。
そこで「綾傘鉾の舞台裏」と題して、祭り期間以外の綾傘鉾保存会について、ご紹介できる範囲でご紹介します(シリーズ化になるかも?)。
第一弾は授与品棚卸編です。
9月3日(土)に、綾傘鉾保存会の会所では担当者を含め数名で、近日開催される反省会に向けて資料作成と授与品の棚卸作業が行われました。
会所のある大原神社では、今年の会報誌も掲示されていました。近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
さて、棚卸作業は会計担当理事の指示の下、手際よく行っていきますが、授与品の種類も豊富にあるため、1つずつ確実に誤差のないようチェックをしていきます。
棚卸作業が終了すると、いよいよ資料作りがスタート。今年も多くの方に、粽をはじめとする授与品をお求めいただきましたが、十分な数を準備できたかなどの判断に必要な資料です。
一方、綾傘鉾保存会ホームページ編集メンバーによる打ち合わせも行われました。
ホームページを通じて発信できる内容は限りがありますが、少しでも多くの方に綾傘鉾について知っていただけるよう、今後の更新内容などについての濃密な打ち合わせとなりました。
【写真提供者】
①、③:濱田時実(綾傘鉾保存会)
②:岡田昌朗(壬生六斎念仏講中・綾傘鉾囃子方)
清水寺 壬生六斎念仏 奉納のお知らせ
綾傘鉾で囃子方を務めている『壬生六斎念仏講中』が清水寺の舞台で六斎念仏の奉納を行います。
【日時】8月11日(木)15:00 開始
【場所】音羽山 清水寺 舞台
https://www.kiyomizudera.or.jp/
※一般観覧可能です。
【演目一覧】
①寄せ太鼓
②発願(ほつがん)
③鉄輪(かなわ)
④四ツ太鼓
⑤祇園囃子 ※棒振ばやし
⑥巴鼓(はづみ)
⑦太鼓獅子
⑧獅子舞
⑨結願(けちがん)
清水寺では8月9日~16日の間、 一日の参詣が千日分の功徳に相当するとされる「千日詣り」の拝観も催されております。
公演当日は参拝にお越し頂いた皆様に楽しんで頂けるよう、講中一同、精一杯奉納させて頂きますので宜しくお願いいたします!
壬生寺 盂蘭盆会 壬生六斎念仏 奉納のお知らせ
綾傘鉾で囃子方を務めている『壬生六斎念仏講中』が壬生寺でお盆のお精霊(おしょうらい)さん迎えのため、六斎念仏の奉納を行います。
綾傘鉾ではお馴染みの「祇園囃子(棒振ばやし)」のほか、近年では久々の披露となる「獅子舞」に加え、今年は復曲の「手毬唄(てまりうた)」も初披露いたします。
鉦、笛、太鼓の音に乗せて行う、バリエーション溢れる伝統芸能(国指定重要無形民俗文化財)となっておりますので、皆様是非ご観覧にお越しください!
【日時】8月9日(火)19:00 開始 (所要:約1時間)
【場所】壬生寺境内 本堂前
https://www.mibudera.com/
※当日は「迎え火」実施期間中のため、7:00~20:00の間、入場可能です。
【演目一覧】
下記順番にて1時間程で奉納いたします。
①発願(ほつがん)
②鉄輪(かなわ)
③四季
④四ツ太鼓
⑤祇園囃子 ※棒振ばやし
⑥海士(あま)
⑦手毬唄(てまりうた)【復曲・初披露】
⑧巴鼓(はづみ)
⑨太鼓獅子
⑩獅子舞
⑪結願(けちがん)
宜しくお願いいたします!
【参考】90年ぶり「手毬唄」盆に復活 京都の壬生六斎念仏講中、新たな歴史刻む
(2022年8月5日 16:00 京都新聞)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/850715
※電子版スタンダードプラン記事です。