- 2022年12月17日
- お知らせ
2022年11月30日「風流踊」がユネスコ無形文化遺産に登録されました
先日、各局のニュース番組でも報じられましたが2022年11月30日にユネスコ無形文化遺産に「風流踊(ふりゅうおどり)」が登録されました。
「風流踊」の中には、綾傘鉾囃子方としても活躍中の「壬生六斎念仏講中」が奉仕する「京都の六斎念仏」も含まれています。
今年、綾傘鉾囃子方は7月の祇園祭・宵山に於いては「風流囃子(ふりゅうばやし)」また、8月の壬生寺盂蘭盆会では壬生六斎念仏講中として「手毬唄(てまりうた)」をそれぞれ初披露しました。
いずれも鉦・笛・太鼓などの囃子に合わせて舞い踊り、華やかで人目を惹くという「風流」の精神を体現したものです。
【風流囃子(ふりゅうばやし)】 綾傘鉾囃子方が2022年7月14日宵山で初披露。翌15日からは和傘も登場! 洛中洛外図にも描かれた風流拍子物の舞を令和の時代に蘇らせた。 綾傘鉾を代表する「棒振ばやし」では棒振りと巡柱(太鼓方)が舞うが、鉦方・笛方も渾然一体となって舞うのが特徴である。 |
【手毬唄(てまりうた)】 壬生六斎念仏講中が2022年8月9日の壬生寺盂蘭盆会で初披露。 長唄「京鹿子娘道成寺」より取材された演目。 昭和初期の奉納記録を最後に現代まで長らく休止されていたが、当時の世代の記録と口伝を参考に、現在の講中若手が中心となって復活させた。 |
綾傘鉾保存会としても、なくてはならない囃子方が奉仕している六斎念仏が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことは大変喜ばしく存じます。
なお、「京都祇園祭の山鉾行事」は平成21年(2009)にユネスコ無形文化遺産に登録されておりますので、囃子方にとっては二度目の登録となります。
今年もお囃子や六斎念仏奉納の全公演を無事に終えることができましたが、来年以降も綾傘鉾保存会・囃子方一同、精一杯活動に取り組んで参ります。
今後とも何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
※六斎念仏については、こちらの記事もご覧ください。
【2022年8月 壬生六斎念仏奉納 ダイジェストをお届けします!】https://ayakasahoko.or.jp/news20220826-1/
【写真提供者一覧📸】
①:濱田 時実(綾傘鉾保存会)
②、⑤:三宅 徹さん(写真家)
③: 匿名希望(ご観覧者様)
④:T.Oさん(囃子方関係者)