綾傘鉾からのお知らせ

お知らせ

綾傘鉾の舞台裏をご紹介します~理事会・反省会編~

「綾傘鉾の舞台裏」第二弾は理事会・反省会編です。

9月17日(土)に綾傘鉾の鉾町である善長寺町の某所で理事会及び反省会が行われました。この日の会議は綾傘鉾保存会にとって重要なものであり、朝10時30分ごろから準備が始まりました。昼過ぎにスタートした理事会では、理事・監事が集まり、次年度への事業計画等について話し合いました。

その後に行われた反省会では、保存会会員や評議員も合わせて、今年度の祭りでの諸行事における反省点や改善点を出し合い、次年度に向けての議論を行いました。

① 会場準備の様子

このように、綾傘鉾ではすでに次年度に向けての準備が進んでいます!

② 新しい榊

また、大原神社の榊と水の交換をしました。大原神社や町内、そして応援して下さる方々への感謝を忘れずに、これからも活動していきたいと思います。

【写真提供者】
①、②:濱田時実(綾傘鉾保存会)


小説『京都府警あやかし課の事件簿⑦』に「綾傘鉾」が登場します

9月9日にPHP文芸文庫より発売される小説『京都府警あやかし課の事件簿⑦』に“綾傘鉾”が登場します。
著者は天花寺さやかさん。京都を題材にした物語を精力的に執筆されており、著書で“綾傘鉾”を取り上げて頂けるのは今巻で3回目!今回は“綾傘鉾”が登場する天花寺先生の著書をご紹介します!

①書影:京都府警あやかし課の事件簿 第7巻

■「京都丸太町の恋衣屋さん」(双葉文庫)

②書影:京都丸太町の恋衣屋さん

2021年4月刊行の短編小説。ここから天花寺さんと綾傘鉾のご縁がはじまりました。
主人公は京都の貸衣裳店「お衣裳 美三輝」で働く矢口泰彦と、同社の常務で着物への情熱に溢れる女性・弓場明日香。京都×着物×恋愛で描かれる春夏秋冬の物語。その第二話 夏を描いた物語に、綾傘鉾は登場します!

③宵山・鉾町での棒振ばやし

 

「もう一生涯、人生をお囃子に捧げてるみたいなもんやね。囃子方の人は、揃いの浴衣を着て、鉾の上とか人前でお囃子をすんにゃけど、私、初めて見た時、格好ええなぁて感動した。お囃子の演奏も、私も楽器やってたから何となく分かるんやけど、めちゃくちゃ上手いで。人前でやれる時点で相当上手いんやけど、加えて音に迷いがない。さすがやね」(第二話 絹紅梅と綾傘鉾の縁結び より)

 

“囃子方(ハヤシカタ)とは?” “綾傘鉾の御利益とは?”
京都人でも気になっちゃう、そんな“?”にも応えてくれるエピソードです・・・!

■「京都府警あやかし課の事件簿⑥丹後王国と海の秘宝」(PHP文芸文庫)

“京都には― 誰にも見えへん戦いがあるんや―!”
天花寺先生の代表作である「京都府警あやかし課の事件簿」シリーズは、京都で起こる様々な“ あやかし ”による事件を解決するべく戦う、あやかし課隊員・古賀 大(こが まさる)と仲間達の活躍を描いた、第7回 京都本大賞受賞 累計22万部突破の人気シリーズです!
今年の1月に刊行されたその第⑥巻では取材対象をさらに広げて頂き、綾傘鉾保存会と囃子方も全面的に協力をさせて頂きました!
祇園祭宵山での保存会活動の様子や、棒振り囃子披露のシーン。
そして、今年の祇園祭で初披露をさせて頂きました『風流囃子(ふりゅうばやし)』のシーンも登場!(なんと、こちらは現実に先駆けての登場でした!)

④書影:京都府警あやかし課の事件簿⑥ 第6巻

“最強の敵、現る!”
京都を脅かす存在を相手に、絶対に負けられない戦いを挑む、大とあやかし課隊員達を綾傘鉾囃子方がお囃子で援護します!

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⑤今年初披露となった『風流囃子』

 

「踊っているのも、最初は棒振りの者と太鼓の者だけだったのに、いつの間にか、鉦や、笛の者も加わって、五人が輪になって踊っている。五人が腰を落として堂々と踊る姿は、厄を祓う神事の色と、心を高める芸能の色の、両方を孕んでいた。」(第四話 塔太郎の願いと大の目覚め より)

 

さらに、この巻では主人公の一人・坂本 塔太郎(さかもと とうたろう)と綾傘鉾の“縁”が明らかに! 非常に重要な役割を頂いております。
  

■「京都府警あやかし課の事件簿⑦ 送り火の夜と幸せの魂」(PHP文芸文庫)

そして、9月9日! 最新刊では⑥巻の続きから始まり、3話に渡って祇園祭の山鉾巡行を舞台とした過去最大級のあやかし課隊員達の戦い・活躍が描かれます! 綾傘鉾も引き続き登場いたします!!

⑥書影:第7巻で描かれるエピソード

祇園祭の先に描かれるは五山の送り火・・・主人公・大ちゃんと塔太郎くんの恋の行方にもご注目ください!!
(綾傘鉾も、縁結びの御利益で全力で応援いたします!!!)

文学の世界でも広がりを見せる綾傘鉾。来年は小説を読んでくださった皆様にも楽しんで頂けるお祭となるよう、一層励んで参ります!!

【写真提供者一覧📸】
①、②、④、⑥:版元ドットコム 様(https://www.hanmoto.com/
③:舟田 知史 (綾傘鉾保存会 広報)
⑤:観覧者様(匿名希望)


綾傘鉾の舞台裏をご紹介します~授与品棚卸編~

今年も残り3ヶ月ほどとなり、祇園祭の余韻もすっかり消えてしまいましたが、来年の祇園祭に向けて綾傘鉾はスタートを切っています。
しかし、裏側はどのようになっているのかを、皆様にご覧いただく機会はなかなかありません。

そこで「綾傘鉾の舞台裏」と題して、祭り期間以外の綾傘鉾保存会について、ご紹介できる範囲でご紹介します(シリーズ化になるかも?)。

①綾傘鉾保存会の会所がある大原神社

第一弾は授与品棚卸編です。
9月3日(土)に、綾傘鉾保存会の会所では担当者を含め数名で、近日開催される反省会に向けて資料作成と授与品の棚卸作業が行われました。
会所のある大原神社では、今年の会報誌も掲示されていました。近くにお立ち寄りの際はぜひご覧ください。

さて、棚卸作業は会計担当理事の指示の下、手際よく行っていきますが、授与品の種類も豊富にあるため、1つずつ確実に誤差のないようチェックをしていきます。

②大原神社には2022年の会報誌が掲示されていました
③授与品の棚卸は重要です

棚卸作業が終了すると、いよいよ資料作りがスタート。今年も多くの方に、粽をはじめとする授与品をお求めいただきましたが、十分な数を準備できたかなどの判断に必要な資料です。

一方、綾傘鉾保存会ホームページ編集メンバーによる打ち合わせも行われました。
ホームページを通じて発信できる内容は限りがありますが、少しでも多くの方に綾傘鉾について知っていただけるよう、今後の更新内容などについての濃密な打ち合わせとなりました。

【写真提供者】
①、③:濱田時実(綾傘鉾保存会)
②:岡田昌朗(壬生六斎念仏講中・綾傘鉾囃子方)


2022年8月 壬生六斎念仏奉納 ダイジェストをお届けします!

綾傘鉾の囃子方でもある「壬生六斎念仏講中」による六斎念仏。
今年は8月9日(火)に壬生寺で、11日(木)に清水寺でそれぞれ奉納を行いました。
五山送り火が終わり、京都の夏も終わりを告げようとしていますが、その様子を写真と動画でのダイジェストでお見せいたします!

■8月9日(火) 盂蘭盆 精霊迎え 壬生寺 奉納

お盆の時期に欠かすことができない「お精霊さん(おしょうらいさん)迎え」の行事。壬生では壬生六斎念仏講中がその役割を担います。
綾傘鉾ではお馴染みの「祇園囃子(棒振ばやし)」のほか、近年では久々の披露となる「獅子舞」に加え、今年は復曲の「手毬唄(てまりうた)」も初披露いたしました!

①お盆を迎えた壬生寺
②開演前、壬生寺境内に集まる人々
③寄せ太鼓
④発願(ほつがん)
⑤鉄輪(かなわ)
⑥鉄輪(かなわ)
⑦四ツ太鼓
⑧四ツ太鼓
⑨棒振ばやし
⑩手毬唄(てまりうた)
⑪手毬唄(てまりうた)
⑫獅子舞

【壬生六斎念仏講中】2022精霊迎え 於:壬生寺

撮影・編集:奥山裕之(綾傘鉾保存会広報)

■8月11日(木) 千日詣り 音羽山 清水寺 奉納

世界遺産である清水寺では毎年8月9日~16日の間、一日の参詣が千日分の功徳に相当するとされる「千日詣り」の拝観が催されております。
その最中の8月11日・山の日。晴れ渡る青空のもと“ 清水の舞台”で壬生六斎念仏が舞い踊りました!

⑬清水寺奉納

【壬生六斎念仏講中】六斎念仏奉納 於:清水寺

撮影・編集:T.Oさん、岡田 昌朗(壬生六斎念仏講中・綾傘鉾囃子方)

実は清水の舞台での奉納は数年前から決まっていたものの、その度延期が続き…今年は遂に講中の念願が叶いました!
 
これにて7月の祇園祭から続いた一連のお囃子奉納も一区切りです。
大変な猛暑の中、お越し頂きご観覧頂いた皆々様、本当にありがとうございました! 囃子方一同、感謝の気持ちで一杯です!

 
【写真提供者一覧📸】
①、②、⑥、⑦、⑨、⑩ 濱田 時実(綾傘鉾保存会)
③、⑤、⑧、⑪、⑫ 三宅 徹さん(写真家)
④、⑬ T.Oさん(囃子方関係者)


清水寺 壬生六斎念仏 奉納のお知らせ

綾傘鉾で囃子方を務めている『壬生六斎念仏講中』が清水寺の舞台で六斎念仏の奉納を行います。

【日時】8月11日(木)15:00 開始
【場所】音羽山 清水寺 舞台
https://www.kiyomizudera.or.jp/
※一般観覧可能です。

【演目一覧】
①寄せ太鼓
②発願(ほつがん)
③鉄輪(かなわ)
④四ツ太鼓
⑤祇園囃子 ※棒振ばやし
⑥巴鼓(はづみ)
⑦太鼓獅子
⑧獅子舞
⑨結願(けちがん)

清水寺では8月9日~16日の間、 一日の参詣が千日分の功徳に相当するとされる「千日詣り」の拝観も催されております。
公演当日は参拝にお越し頂いた皆様に楽しんで頂けるよう、講中一同、精一杯奉納させて頂きますので宜しくお願いいたします!